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日本移植・再生医療看護学会の清水理事、臓器移植法改訂についての認識

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年10月14日(水)23時11分30秒
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   第5回日本移植・再生医療看護学会学術集会が、10月3日(土)に慶應義塾大学・北里講堂で開催されたそうです。プログラム抄録集である日本移植・再生医療看護学会誌5巻1号の巻頭言(首都大学東京の清水準一氏執筆)を最も興味深く読みました。
 どう興味深いと思ったか?先に書いてしまうと、他の方が書きにくいと思いますので、今日は原文の紹介だけにします。


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巻頭言 清水 準一

 日本移植・再生医療看護学会が平成17年に日本移植・再生医療看護研究会として誕生し、今年、第5回学術集会が添田英津子学術集会長のもと、慶應義塾大学病院で開催される。
 添田学術集会長は、日本の臓器移植コーディネーターの草分け的な存在であるが、その臓器移植については、この夏に臓器移植法の改正という大きな話題があった。国内において小児からの臓器提供による移植が実施される可能性が出てきたことにより、これまで渡航移植を余儀なくされてきた待機患児とそのご家族の経済面を含めた大きな負担の回避と生存率の向上が期待される。その一方で、小児の脳死判定に対する疑念や、虐待による脳死患児からの提供の問題、「脳死は人の死」といった死の定義などが、しばしば議論に上がってきたことも記憶に残る。
 国民やマスコミが私たちに向けるまなざしからは、医療職が「神の如く」患者の予後や背景を見透かし、決して誤りのない医療が提供されることを期待しているかのような印象を持ち、率直なところ違和感があった。また日ごろ私たちが接している臓器移植・再生医療が社会を揺るがす存在であることも改めて自覚することとなった。
 法改正に伴う新たな形での臓器提供が行われるにあたり、さしあたっては臓器提供施設での医療の質やご家族・ご遺族へのケアの充実が問われることになり、移植施設の体制整備も必要となるであろう。
 ただ今回の一連の動きを眺めてみると、日ごろから臓器移植が広く理解され、反対意見や疑念も含めた形で幅広く議論される日本流の移植文化を育み、定着させてゆかないとならないだろう。
 6年目を迎える本学会の次なる課題なのかもしれない。
 
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