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まったくの脳死移植については素人なので、むずかしい論議には参加できません。
小さな我が子の臓器移植を待ち望む親の悲痛な叫び声をテレビで観てみなさん方はどう受け止められましたか。私はその姿をみて「吐き気」を催したのです。テレビにはまったく映っていませんが、見知らぬいずこかに別のお子さんが生死をさまよっているのです。我が子を見守る親は事態を受け入れることができず、悩み悲しんでいるのです。脳死として臓器の摘出に同意したとしても親は一生涯そのことに自問自答し葛藤し苦しみ続けなければならないのです。お医者さんにとっては臓器の一つに過ぎないかも知れませんが、その子にとってはたった一つの大切な命のかけらなのです。臓器移植を叫ぶ親御さんの願いは「我が子を何とかして生きさせたい」というゆがんだエコ゛にしか見えないのは私だけでしょうか。
医療は生きる患者のみを対象とします。逆に病気が治る見込みがないと判断されたならば一切の「医療行為を停止」して自然の姿にもどし、わずかな残り時間を親と子の絆を深める時間にあてるべきです。「生まれてきてよかった」と思われる医療にはやく戻ってほしいものです。
「おくりびと」という映画をご覧になりましたか。生きるものは誰しも必ず死ぬ。死はまったく普通の出来事なのです。
このことを深く受け止め「やすらかに旅立つ」ことを祈りたいものです。
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