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いろいろ検討が始まっていますね

 投稿者:J Shimizu  投稿日:2009年11月 2日(月)14時45分0秒
  てるてるさんが投稿してくださっている通り、親族提供の問題やコーディネーターの増員について、小児の脳死判定を行う医療機関の問題などが新聞でも取り上げられていますね。
法改正を受けて堰を切ったように動き始めた感じですが、もう少しこまめに議論と改善が行われてほしいと思います。(何が改善なのかも難しいですね)

それから、もりけんさんが2009年10月18日(日)09時13分53秒に投稿された私の学会誌に掲載された巻頭言に対する感想については、私が書いていないことについて憶測で書かれている部分が多く、私が思ってもいないようなことを考えていたり、考えていても今回は書かなかったことまで何も考えていないことにされてしまっていて、指摘は興味深いと思いましたが、荒っぽい展開の文章なので残念に思いました。
日々、勉強しなければいけないと思っていまし、巻頭言ですので、記述が少なく物足りないという感想ならわかります。
「現実離れしている」と断じられるのは構わないのですが、自分の認識とあまりにかけ離れたことを書かれているので、何が現実離れしているのか、納得できるだけの説明もされていないと感じました。

拙文について、こちらの掲示板で議論するつもりもありませんので、私なりに補足説明と感想への感想を自分のサイトのブログに残しておきました。

http://www.j-shimizu.net/

 

脳死移植ゼロのニュース

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年11月 1日(日)21時24分2秒
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091101-00000156-yom-sci

2月から脳死移植「ゼロ」…法改正で慎重に?
11月1日11時7分配信 読売新聞

 今年2月上旬から、国内の脳死移植が「ゼロ」の状態が続いている。

 このままだと、11月13日で空白期間が過去最長(9か月)に並ぶ。関係者からは、7月に可決された臓器移植法改正案の議論で関心が高まったことが逆に、家族や医療機関を「目立ちたくない」という慎重な姿勢にさせたのでは、という声が出ている。

 法に基づく脳死移植は1999年2月以降、81例行われた。空白が最も長かったのは4例目(99年6月24日)と5例目(2000年3月29日)の間。

 今年は1月に4例あり、月別で過去最多だったが、2月8日の実施後はない。心停止後の腎臓提供も2月までに計33例と、例年の倍近かったが、4月以降は例年並みに戻った。

 日本臓器移植ネットワークの調べでは、意思表示カードがあって、各種の事情で移植に至らなかった「潜在的ドナー」は年間約100人で、今年も大きな変化はないという。同ネットは、法改正を巡る話題が取り上げられたことで混乱を招いた可能性があるとし、「家族も慎重になっているのかもしれない」と見る。

 西日本のある移植コーディネーターは、提供指定病院でカードを持つ患者が脳死になっても、心停止まで見守るケースが数件あったとし、「注目が高まる中、医師らも避けたいのかも」と漏らす。

 このほか救急医らの労働実態が厳しく、新型インフルエンザ対策も加わって多忙な影響も考えられる。
 

「親族優先提供」についてのニュース

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月29日(木)18時24分23秒
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00000123-mai-soci

<臓器提供>養子縁組や事実婚は認めず 親族への優先提供
10月27日21時4分配信 毎日新聞

 来年1月17日から始まる親族への臓器の優先提供について、厚生労働省作業班は27日、特別養子縁組を除く養子縁組や、事実婚は親族として認めないとの見解をまとめた。「親族以外に提供しない」など親族限定の意思表示を明確にした場合は無効とし、臓器提供を実施しないとしている。11月の厚労省臓器移植委員会や意見公募を経て、年内にもガイドラインを改正する。

 7月に成立した改正臓器移植法では、脳死や心臓死になった場合、臓器提供者(ドナー)が書面による意思表示で親族に臓器を優先提供できることが盛り込まれた。

 これを受け、作業班は親族の範囲を議論し、その範囲を配偶者と親子に限定することを確認した。その上で、届け出だけでできる養子縁組や、夫婦関係の証明が難しい事実婚は「臓器売買につながる危険性を排除しにくい」などとして認めないとした。ただし、戸籍上も実の親子関係になる特別養子縁組で成立した関係は親族として認めた。

 また、親族以外への提供を拒む意思が明確な場合は、移植を受ける機会の公平性を求める臓器移植法の理念に反するとして無効扱いにする。一方、「自分の子どもへ」などと意思表示した場合、第三者への提供を否定していないと解釈し、親族優先で移植の実施を認める。

 親族への優先提供の意思表示ができる年齢は15歳以上で、臓器提供を受けられる年齢は特に定めない。表示方法は、運転免許証の意思表示シールなどを活用し、「親族」と示してもらうことで一致したほか、現行の臓器提供意思表示カード(ドナーカード)も有効とした。【河内敏康】


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00000013-cbn-soci

「親族への優先提供」報告案を大筋で了承―改正臓器移植法作業班
10月27日21時37分配信 医療介護CBニュース

 来年1月に迫っている改正臓器移植法の「親族への優先提供」規定の施行に向け、厚生労働省は10月27日、「臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班」(班長=新美育文・明大法学部教授)の第3回会合を開いた。会合では、事務局が11月2日に開かれる「厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会」への報告案を提示、大筋で了承された。

 これまで、作業班で「親族への優先提供」規定について示されていた検討課題は、▽表示方法▽表示内容▽親族の範囲▽親族の確認方法―の4点。
 27日の会合ではまず、戸籍謄本など公的証明書を入手することが困難な場合の親族の確認方法について意見交換が行われ、写真入りの免許証やパスポートなどと親族からの証言を基にして臓器提供の手続きを開始した上で、事後に公的証明書で追完することが可能とされた。

 その後、事務局がこれまでの議論の論点を整理した委員会への報告案を提示した。
 親族の範囲は「親子と配偶者」に限定する方針。養子については、特別養子縁組に限って親族の範囲に含めることとして差し支えないとされたが、事実婚については確認が困難として、移植の場面での「配偶者」は法律婚に限定すべきとの見解が出された。
 意思表示の内容については、特定の親族を指定する意思表示があった場合、「親族一般への優先提供意思と解すべき」との見解が示された。一方で、親族以外の第三者へ提供することを拒否する意思が表示されていた場合は、「臓器提供の意思がないと解し、臓器提供プロセスに移行すべきでない」とされた。
 また、意思表示の方法については、偽造などを防止するため1人1枚を所有する運転免許証などに記載することが望ましいとした一方で、現行のドナーカードへの記載も有効とされた。また、インターネットを活用した「臓器提供意思登録システム」への登録を原則とすべきとの見解も出された。

 報告案は大筋で了承され、最終取りまとめは新美班長と事務局に一任された。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00001151-yom-soci

「臓器の親族優先提供は15歳以上」の素案
10月27日22時20分配信 読売新聞

 改正臓器移植法に盛り込まれた親族への臓器優先提供規定について、厚生労働省臓器移植委員会の作業班は27日、親族への優先提供者になれるのは本人が優先提供の意思を示している15歳以上とする素案をまとめた。

 親族優先の規定は来年1月に施行されることから、同委員会は素案をもとに来月2日に検討し、国民からの意見を募って、年内に運用指針や省令などの改正を行う考えだ。

 素案によると、親族への優先提供を希望する場合、意思表示カードなどに個人名や特定の親族を指定せず、原則「親族」と表記する。親族の移植順位は1位となるが、医学的な適合条件を満たさない場合は、日本臓器移植ネットワークに登録されている第三者に移植される。

 「長女だけに提供したい」など限定的に記載されている場合は、記載されている者以外への臓器提供を拒否しているものとみなし、親族優先の前提となる臓器提供の意思が無いと判断して、提供そのものを認めない。移植を望む親族が複数いる場合は、医学的条件を基に優先順位をつける。

 作業班は、親族の範囲を親子と配偶者に限定することを確認。養子については戸籍上、実子と同様に扱われる「特別養子縁組」を除き対象外とし、事実婚は確認に時間を要することから、除外すべきとした。
 

「誤解」よりも、問題なのは……

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月29日(木)18時10分14秒
  国会での臓器移植法改正の議論で明らかになったのは、
移植医や移植患者団体や移植推進派議員は、
「脳死は死だ」
と言い、移植に慎重だったり反対だったりする人は、
「脳死は死ではない」
と言うのに加えて、移植医よりは移植について中立的であると思われる、
救急医や小児科医の場合は、
「脳死は死だ」
「脳死は死ではない」
「脳死は……」
まあ、いろいろあるということだと思います。

つまり、移植についての利害関係によって、
脳死は死だ、と考えることが、脳死を「理解する」ことだという考え方について、
濃淡があるという事実が、明らかになったのです。

移植医や移植患者団体が、脳死は死だ、とより強く主張すればするほど、
それは、移植したいからだろ、という思いを、強く持ってしまう人が、
たくさんいたと思います。

長期脳死はほんとうの脳死ではない、という主張を強くすればするほど、
それもまた、移植をしたいからだろ、という感想を強く持ってしまいます。

それはジレンマ、パラドックスではないでしょうか。

しかし、脳死は死ではないとしても、脳死で移植してもいいし、
尊厳死してもいいんだよ、という人も、たくさんいるんです。

だから、移植医や移植患者団体は、脳死は死ではないけれど、
移植のために臓器提供してください、と主張したほうが、
むしろ、誠実だと受け取られて、パラドックスもジレンマも解決すると思います。
 

てるてるさんご紹介の記事

 投稿者:森岡正博  投稿日:2009年10月29日(木)10時04分24秒
  下記の記述
_____________
移植のコーディネートを担う日本臓器移植ネットワークでは「脳死に対する誤解も含めて様々な議論があることが明らかになったことで、家族や病院などに、移植に対して慎重な雰囲気を作り出しているのかもしれない」とみる。
___________

「脳死に対する誤解」って具体的に何のことだろう??? (まさか・・・)
 

まちがえました!

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月28日(水)19時34分25秒
  すみません。

事実婚では認められないのは、臓器を提供するほうの話でした。

え、でも……

「親族優先」を、事実婚同士では認めない、っていうわけだから、
提供を受けるほうも、認められないわけね。

つまり、事実婚同士では、提供するほうも、提供をうけるほうも、
認められないわけですね。
 

臓器提供の同意は事実婚でも可なのに

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月28日(水)19時23分59秒
  脳死した人の臓器提供に同意したり拒否したりする権利は、
事実婚でも認められているのに、なぜ、提供を受けるほうは、
差別するのか?

こんないがんだ移植医療制度はなくすべきだ。

親族優先提供規定は撤廃すべきだ!
 

親族優先提供で事実婚差別!

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月28日(水)19時21分29秒
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091028-00000006-jij-pol

臓器優先提供、事実婚認めず=指名も無効−厚労省作業班
10月28日0時49分配信 時事通信

 改正臓器移植法で来年1月から可能となる親族への臓器優先提供をめぐり、厚生労働省作業班は27日、対象となる親族について、確認が困難なため、事実婚は認めないとする見解をまとめた。特定親族の指名なども認めない方向で、年内に運用指針の改正を行う。
 作業班は、親族の範囲について、親子と配偶者に限定することを確認。養子は特別養子縁組のみ認めることとした。
--------------------------------

金銭や土地家屋など、動産不動産の場合は、事実婚でも、遺言があれば、
相続させることができるのではないだろうか?

そもそも、親族優先提供自体が間違いのもとなのだが、それでも、やるからには、
事実婚と法律婚との差別をしてはいけない!
 

親族優先規定についてのニュース

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月27日(火)18時56分13秒
  朝日新聞
2009年(平成21年)10月27日 火曜日

臓器移植の親族優先
順位づけ・意思表示課題

自分が脳死になったら、臓器を家族に提供したい。改正臓器移植法が来年1月17日に一部施行されると、そんな意思表示ができるようになる。移植を受ける機会の公平性を基本にしている現在の制度から、大きく変わることになるだけに、慎重な運用を求める声が出ている。
(北林晃治)

現行法は、脳死になった人が、臓器提供の意思をあらかじめ書面で示していて、家族も反対しない場合に限り臓器提供できる。提供を増やすことを目指した法改正で、来年7月から、脳死になった本人の意思が分からなくても、家族の承諾で臓器を摘出できるようになる。現在は15歳以上とされている意思表示の年齢制限もなくなる。
「移植を待つ身内に臓器を提供したいという気持ちに配慮すべきだ」との理由から、「親族への優先提供」の規定も盛り込まれた。この規定が1月に施行される。
現在の制度では、提供者は相手を指定できない。移植を受けられる人は、日本臓器移植ネットワークに臓器ごとに登録された患者の中から、医学的な緊急性などを考慮して決められている。
厚生労働省の臓器移植委員会では、法律家や移植医療に携わる専門家らが9月に具体的な運用方法の検討を始めた。これまでの会合で、優先的に提供を受けられる「親族」の範囲は原則「親子と夫婦」間に限定する▽医学的な条件を満たせば優先順位を最上位とする、という2点でおおむね合意した。しかし、意思表示の方法や内容は煮詰まっておらず、移植を受ける相手を具体的に指名できるか、などが今後検討される。
議論の過程では、制度そのものへの疑問も出た。親族への優先提供の規定によって、医学的な緊急度が高くなくても、他の患者を飛び越え優先的に移植を受けられる人が出てくる。同委員会作業班の会合で、町野朔・上智大法学研究科教授は「私は反対していた」と改めて批判した。
心臓に重い病気をもつ患者の中には、長期間移植を待つ人が少なくない。参考人として出席した北村惣一郎・国立循環器病センター名誉総長は「法律で決まった以上、(待機患者が)どんなに重症でも飛び越さざるを得ない」と指摘。会合では飛び越しの問題は深い議論にならなかった。
従来はいつ誰から臓器の提供を受けられるか分からなかったが、今後は家族からの提供に期待を持つ人が出てくるかもしれない。制度の運用次第で家族内で争いになる可能性もある。家族法を専門とする水野紀子・東北大大学院教授は会合で、内容が違う複数の意思表示カードや偽造カードが出てこないよう、本人の意思を確実に確認できる仕組みを整えるよう求めた。
優先提供規定の施行まで2カ月余。厚労省は27日の作業班の会合で、残った検討課題の方向性を示し、11月上旬の委員会で運用指針の具体的内容を詰める。
(本文ここまで)

(あと、挿絵の部分に、次の検討課題が表示されていました)
1.指名を認めるか
例)長男に提供したい

2.順位付けを認めるか
例)最優先は長女、次女は次

3.「親族以外には提供しない」との意思表示は有効か

--------------------------------

>会合では飛び越しの問題は深い議論にならなかった。

そんなことでいいのかなあ。

>従来はいつ誰から臓器の提供を受けられるか分からなかったが、今後は家族からの提供に期待を持つ人が出てくるかもしれない。制度の運用次第で家族内で争いになる可能性もある。家族法を専門とする水野紀子・東北大大学院教授は会合で、内容が違う複数の意思表示カードや偽造カードが出てこないよう、本人の意思を確実に確認できる仕組みを整えるよう求めた。

法律面の問題も重要だし、心理面の問題も、もっと重要視してほしい。

これまで、ブログや掲示板で書いてきましたが、親族優先提供は、本来、避けるべきだし、もし実施するとしても、最小限にすべきです。

まずは医学的緊急性が最優先。

それで、どうしても、親族優先規定を実施するとするならば、同じぐらいの医学的緊急性がある場合のみ、親族優先が許されることにするべきです。

挿絵の部分に掲げられている検討課題は、もっとシビアな、家族間の人間関係がむきだしになりそうです。

それに、親族以外には提供しない、などという意思表示を認めてはいけないと思います。

もしも、それを認めるとしたら、そんな法律を作るのは、世界中見回しても日本だけだ、ということを、とことん、新聞で大々的に報道して、そんな恥ずかしいことはやめましょう、と、みんなが思うように、テレビでも、もう、えせ知識人でもほんものの知識人でもなんでもええから、口を極めて、言い募ったらいいと思います。
 

祈りと迷い

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月25日(日)20時43分33秒
  私には、移植待機患者の気持ちというものは、無人島で、
破船からの流木を待つ人の気持ちに似ていると思うのです。

江戸時代に鳥島に漂着して二十年間生き延びて帰還した、
土佐の長平は、その二十年の間に、他の船からの漂着民も加わり、
一緒に、難破船からの流木などを集めて船を造り、ついに生還したといいます。

その長平は、彼の体験の聞き書きを作っている人に、
破船の流木を待つ間、自分と同じ運命に落ちて、しかも、死んでいく人がいることを、
望んでいるのと同じだと気づき、悩んだと語ったそうです。

それでも、破船の流木を集めて船を造り、故郷に帰り着きました。

無人島の漂着民は、他の船の難破に対して、なんの責任もありません。

同じように、移植待機患者は、脳死患者に対して、なんの責任もありません。

それでも、破船の流木を集めつつ、良心の呵責を感じることも、
救急車のサイレンを聞いて、
脳死患者の発生と臓器提供への同意を望む自分におののくことも、
たいせつなことだと思います。

無人島であほうどりを食べるしか生きるすべのなかった長平とその他の漂着民たちは、
しまいには、鳥たちに対して罪を覚え、故郷に帰ってから、
鳥たちの霊を祀ったといいます。

私は、羽毛布団を作るためにあほうどりを取りつくした人に天罰が下ることが、
仮にあったとしても、
あほうどりを食べて生き延びた漂着民に天罰が下ることは絶対にないと思いますが、
それでも鳥の霊を祀る気持ちは大切だと思います。

ちょっと話がそれましたが、生きることには他の人の犠牲が伴うのが避けられない場合は、
移植にも、そのほかのことにも、自分で気づかないうちにも、いろいろとあると思うので、
自分のたいせつな人に生き延びてほしいと必死で願うことが、
別の誰かが心身ともにつらい、むごい状況に陥ることを望むことにつながる場合も、
あると思います。

たまたま、自分が目にした、わかりやすい例に対しては、
つい、責めてしまいがちですが、実は気づかないだけで、
自分もどこかで同じ事をしているかもしれないし、
想像もしないところで、自分のたいせつな人が、同じ事をしているかもしれません。
 

やすらかに旅立つ

 投稿者:  投稿日:2009年10月25日(日)17時06分45秒
   まったくの脳死移植については素人なので、むずかしい論議には参加できません。
 小さな我が子の臓器移植を待ち望む親の悲痛な叫び声をテレビで観てみなさん方はどう受け止められましたか。私はその姿をみて「吐き気」を催したのです。テレビにはまったく映っていませんが、見知らぬいずこかに別のお子さんが生死をさまよっているのです。我が子を見守る親は事態を受け入れることができず、悩み悲しんでいるのです。脳死として臓器の摘出に同意したとしても親は一生涯そのことに自問自答し葛藤し苦しみ続けなければならないのです。お医者さんにとっては臓器の一つに過ぎないかも知れませんが、その子にとってはたった一つの大切な命のかけらなのです。臓器移植を叫ぶ親御さんの願いは「我が子を何とかして生きさせたい」というゆがんだエコ゛にしか見えないのは私だけでしょうか。
 医療は生きる患者のみを対象とします。逆に病気が治る見込みがないと判断されたならば一切の「医療行為を停止」して自然の姿にもどし、わずかな残り時間を親と子の絆を深める時間にあてるべきです。「生まれてきてよかった」と思われる医療にはやく戻ってほしいものです。
 「おくりびと」という映画をご覧になりましたか。生きるものは誰しも必ず死ぬ。死はまったく普通の出来事なのです。
 このことを深く受け止め「やすらかに旅立つ」ことを祈りたいものです。
 

現実認識に欠ける日本移植・再生医療看護学会理事・編集委員の文章

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年10月18日(日)09時13分53秒
   10月14日(水)23時11分30秒 に投稿した日本移植・再生医療看護学会誌5巻1号の巻頭言を読んだ感想を書きます。日本移植・再生医療看護学会誌の全体としては、具体的に臓器移植時のドナー、レシピエントへの対応を検討した論文等は、他の学会誌に発表された文章よりも詳細な検討が加えられており優れていると思ったものの、この巻頭言だけは現実離れしていると思ったため紹介した次第です。



1、臓器摘出は草創期から「脳死」前提だった

 巻頭言は、今回の臓器移植法の改訂で小児「脳死」臓器ドナーが発生すると見込んでいる。しかし1969年の第2回腎移植臨床検討会http://www6.plala.or.jp/brainx/1969.htm#19690717 で弘前大の山本が子どもを凍死させて殺して臓器を摘出したこと、千葉大の尾越が三徴候死の死亡宣告後に心臓マッサージを行い、人工呼吸器を続け、麻酔器もつけて手術室に運び込んだことを発表したように、「死体」臓器の摘出・移植は、最初から「脳死は人の死」を前提として行われてきた。

 弘前大の山本実らが子どもを凍死させたごとく、あるいは福島県立医科大の本多らhttp://www6.plala.or.jp/brainx/pediatric_harvest.htm#1978 が患者のベッド下に人工心肺装置を隠して患者が生存中に冷却を開始したごとく、医者が人を殺して臓器を取ってきた。

 神戸大学医学部附属病院の鶴田 早苗副院長・看護部長も、「綜合看護」39巻第4号p47〜p50(2004年)において、「筆者は以前勤めていた大学病院で20年前も死亡後の死体臓器移植(主に腎臓移植)にかかわっていました(集中治療室、手術室において)。もちろん「脳死による臓器移植」法のできるずっと前のことです。この時、ドナー側の治療に当たる救急医や脳外科医とレシピエント側の移植医の考え方の違いや移植の進め方に倫理的な問題を感じていました。今は現場の細かなことに直接関与はしていませんが、伝わってくる臨床現場の話のなかで“根本的に今も変わっていないなあ”と思うことがあります。・・・(中略)・・・脳死移植医療においては、例外はあっても、移植医にとっては実績を積んでいくことは重要であるし、一方で脳死判定を受けるドナー側は納得のいく尊厳死のプロセスをとりたいと考えます。移植医にとっては移植できる可能性があれば、脳死判定前からその準備(循環動態のコントロール等)をしていくのは常識であり、そうしなければ成功しません。数日前から情報は飛び交います。しかし表向きはプロトコールにそった移植の流れで進められます。ドナーやレシピエントの家族は、当然このような舞台裏は知る由もありません」と内部告発している。

 医者が人を殺して臓器を獲得していることに、その直近にいた看護師も黙認してきたのではないか。

 編集後記でも、学術集会プログラム編集委員が「臓器移植法の改正により脳死は人の死と法律で位置づけられたことは、移植医療に携わる医療者としてこれまで以上に身の引き締まる思いがいたします」と書いている。臓器移植にかかわる看護関係学会の理事であれば、昔から「脳死」臓器摘出の実態に認識があって当然と思うのだが、今回の巻頭言、編集後記には?



2、小児「脳死」ドナーは滅多に発生しない

 日本臓器移植ネットワークが「小児の腎臓移植に関する詳細データ(16歳未満 2008年12月末現在)」http://www.jotnw.or.jp/datafile/offer/pdf/syouni.pdf で示しているように、日本人の脳死認識が改まったと見込まれる1999年以降2008年末までの小児「心停止」腎臓ドナーは16例にとどまる。
 現在でも「脳死」臓器提供施設は、「心停止」臓器提供施設のおよそ半数に限定されている。小児虐待対策ができる施設はさらに限定される。脳死判定の厳格化なども加われば、1年間に1例の小児「脳死」臓器ドナーが発生するか否か、という見通しを持つべきだ(私は脳死判定は廃止すべきと主張しますが)。

 日本移植・再生医療看護学会の関係者は、ほとんどは直接、臓器不全患者(レシピエント候補者)とその家族、そしてドナー候補者・家族に接する看護師でしょう。それならば、目前の臓器不全患者をどのようにしたら延命、救命できるのか、真剣に考えるだろうと思うのですが、巻頭言はそうではない。
 なぜ年間1例発生するか否かという、極めて少数の発生しか見込めない臓器移植に、過大すぎる期待をかけるのか。改悪された臓器移植法が施行されても「死体」小児ドナーが滅多に発生しないことに気づいてから、慌てふためくのか。
 昔から臓器移植に頼らない外科的・内科的治療法を研究する、普及するしかないはずなのです。目の前の病気に苦しんでいる患者に対して、滅多に手の入らない材料を当てにして、倫理的な問題が多い医療の実行を空想しているのが、日本移植・再生医療看護学会のように巻頭言からは想像してしまう。

 およそ医療者ならば患者の利益を考えるはずと思うのですが、こと移植にこだわる医療関係者に限っては、臓器・組織の摘出・移植そのものが自己目的化しているように見えます。



3、誤りのない医療ができない場合の自己規制の無さについて

 巻頭言は「国民やマスコミが私たちに向けるまなざしからは、医療職が『神の如く』患者の予後や背景を見透かし、決して誤りのない医療が提供されることを期待しているかのような印象を持ち、率直なところ違和感があった」と書いている。
 この部分は脳死判定が絶対ではないことについての言及かと想像するが、患者の予後が神のごとく見透かせないのであれば、その「曖昧な予後の推測で死亡宣告は行わない」と決断するのが、神ではない人間が採用すべき対策でしょう。決して誤りのない医療は提供できないにしても、誤りによる被害を局限する工夫をしてもらいたいものです。違和感を感じることで終わっては、どうしようもない。

 実際に脳死判定後に長期間心停止を起こさない小児患者が多数いることhttp://www6.plala.or.jp/brainx/recovery3_15.htm は予後判定の誤りを示し、さらには脳波や自発呼吸が復活した小児患者http://www6.plala.or.jp/brainx/recovery3_15.htm#lazarus までいる。無呼吸テストを2回行った脳死判定例も復活していることは、脳死臓器摘出は生体解剖の危険性をはらむことも示す。軽症患者も含めて、脳死と判定している現状に認識がない。

 生命現象が自然に終止するはるか前に死亡宣告を行うことに加えて、その死亡宣告直後から臓器を摘出するなどを行うことからして「神の如」き行動である。


以上
 

臓器移植関係のニュース

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月18日(日)00時07分36秒
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091016-00000015-cbn-soci

特定の親族への優先提供は認められるか―改正臓器移植法で議論
10月16日22時50分配信 医療介護CBニュース

 改正臓器移植法の「親族への優先提供」規定の施行に向け、厚生労働省は10月16日、「臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班」(班長=新美育文・明大法学部教授)の第2回会合を開いた。この日の議論では、特定の親族に対する臓器提供の意思が示された場合に、その意思をどう扱うかが焦点となった。

 前回の会合で「親族への優先提供」規定について示された検討課題は、▽表示方法▽表示内容▽親族の範囲▽親族の確認方法―の4点。このうち、表示内容と親族の範囲について意見交換が行われた。

 表示内容については、主に特定の親族に提供するとの意思が示された場合の取り扱いについて議論が行われた。神戸大大学院法学研究科教授の丸山英二班員は、ドナー本人の意思を生かすために、「特定の人が名指しされていたら、その人を優先すべき」と主張。一方で、上智大法学研究科教授の町野朔班員は、特定の親族が指定されていた場合、「一般的な親族優先提供の意思表示」があったと解釈すべきと述べた。また、東北大大学院法学研究科教授の水野紀子班員は、「死者の意思」は「偽造」が行われる可能性があるとして、特定の人の名指しを行うべきでないと強調した。

 このほか、優先提供が認められる親族の範囲については、国会審議で改正法の提出者が答弁した「親子と配偶者」に限定すべきとの意見が多数を占めたが、兄弟姉妹に対する優先提供が認められない点については合理的な理由が必要との指摘もあり、結論は次回以降に持ち越しとなった。

 次回の会合では、親族の確認方法についての議論が進められるほか、これまでの検討内容を踏まえた論点整理などを行う予定。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091013-00000018-cbn-soci

親族への優先提供、「医師への普及啓発も必要」―改正臓器移植法
10月13日22時1分配信 医療介護CBニュース

 来年1月に施行が迫っている改正臓器移植法の「親族への優先提供」規定について、国民に対する普及啓発方法などを議論するため、厚生労働省は10月13日、「臓器移植に係る普及啓発に関する作業班」(班長=篠崎尚史・東京歯科大市川総合病院角膜センター長)の初会合を開いた。班員からは、一般国民だけでなく、医師に対する普及啓発活動も必要といった意見が出された。

 同作業班は、臓器提供意思表示カード(ドナーカード)の様式や、移植医療の普及啓発方法などを検討する。親族への優先提供規定については、施行が来年1月に迫っていることから、当面はこの規定についての効果的な普及啓発を行うため、周知すべき内容や普及啓発のための手段などを優先的に議論する予定だ。

 初会合ではまず、厚労省と日本臓器移植ネットワークによる普及啓発の取り組みとして、ドナーカードの配布や教育現場での活動などが紹介された。

 その後の意見交換では、親族への優先提供に関するドナーカードの様式について、日本臓器移植ネットワーク広報・普及啓発部長の雁瀬美佐班員が、現在配布されているドナーカードを無効にせず、親族へ提供する旨を新たに書き添える方法を有効にすべきと主張。東邦大医学部腎臓学教室教授の相川厚班員は、インターネットを活用した臓器提供意思登録システムに、親族への提供を希望する旨を登録する方法を提案した。

 また、親族への優先提供規定を国民に周知する方策について、マッキャンヘルスケアワールドジャパンのストラテジック・プランナーの石川晴巳班員が、紙媒体は配布するのが大変だとして、インターネットなど既存のものを活用した広報をすべきと主張。聖マリアンナ医科大脳神経外科学医学博士の小野元班員は、国民だけでなく、現場の医師などに対して普及啓発をしないと混乱が生じるとの懸念を示した上で、「早々に医師に向けて強いメッセージを与えなくてはならない」と強調した。

 次回の会合では、並行して開かれている「臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班」での議論の動向を踏まえながら、この日議論となったドナーカードの在り方や国民に周知する方策などについてさらに議論を深めていく予定。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000060-san-soci

脳死臓器移植、8カ月間ゼロ 法改正に伴う議論の高まり影響?
10月15日7時56分配信 産経新聞

 ■推進月間、関係者に危機感

 脳死臓器移植の実施が2月を最後にパッタリと途絶えている。ゼロの更新はすでに8カ月を超えた。7月に国会で臓器移植法が改正されるにあたり、脳死に関する議論が高まりを見せたことが、かえって移植実施を慎重にさせているとみられている。おりしも10月は臓器移植普及推進月間。移植への理解を求める関係者らの努力が続く。

 最後となる脳死移植が行われたのは、2月8日に名古屋市の病院で行われた事例。空白期間は8カ月を超えた。国内で初の脳死臓器移植が行われたのは平成11年。以後11年間で81例の移植が行われてきた。脳死移植が1例も行われなかった最長の空白期間は、14年12月30日から15年9月12日までの9カ月。今回はそれに迫る勢いで空白期間が続いている。

 脳死移植のペースにはもともと緩急が繰り返されてきた経緯がある。空白期間が始まる前の、昨年から今年2月までは、ほぼ月に1件以上のペースで実施されており、関係者らの間からは脳死移植の定着を指摘する声も出ていた。今年1月には4件もの脳死移植が行われている。それが一転しての長期空白。関係者の間で指摘されているのが、7月の臓器移植法改正をめぐる議論の影響だ。脳死を人の死とする法案から、それに慎重な法案までが出され、意見が割れた。

 移植のコーディネートを担う日本臓器移植ネットワークでは「脳死に対する誤解も含めて様々な議論があることが明らかになったことで、家族や病院などに、移植に対して慎重な雰囲気を作り出しているのかもしれない」とみる。移植の意思を示す移植カードは累計で1億2400万枚が配られており、実際に日常的にカードを所持するなど意思表示をしている人は1千万人程度に達しているとみられている。

 臓器移植者やその家族らで作る特定非営利活動法人(NPO法人)「日本移植者協議会」の大久保通方理事長は、「普通では考えられない事態」と空白の長期化に危機感を募らせる。大久保理事長は「臓器提供の意思を示したカードを持っていた脳死者もいたはず。法改正にあたり『いまは積極的にかかわるべきではない』という考えが広がったのではないか」と懸念する。

 一方、脳死移植に慎重な立場をとる「『脳死』・臓器移植を許さない市民の会」の清水昭美代表は「審議不十分のまま採決された改正法への不信感が国民の間に広がり、人々が慎重になっているのではないか。もう一度議論をする機会だと思う」と話している。

 空白期間の裏で、国内では多くの人が貴重な善意にもとづく臓器提供を待っている事実がある。10月は移植医療に対する理解を呼びかける「移植推進月間」。移植ネットワークでは「移植について関心を持ってもらうとともに、家族などと移植について語り合ってほしい」と、ミニコンサートなど各地で啓発活動を行うことにしている。
 

僕のことですね

 投稿者:J Shimizu  投稿日:2009年10月16日(金)12時38分14秒
  久しぶりにこの掲示板を訪れて、「清水理事」って誰の事だろうと思ったら私のことだったのでびっくりしました。

「最も興味深く」読んでくださったということで、ありがとうございます。

私の方は、もりけんさんが会員数150人前後の小さな学会誌の巻頭言を入手されたことの方が奇跡的ですらあり、興味深く、感謝する次第です。

http://www.j-shimizu.net/

 

日本移植・再生医療看護学会の清水理事、臓器移植法改訂についての認識

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年10月14日(水)23時11分30秒
   第5回日本移植・再生医療看護学会学術集会が、10月3日(土)に慶應義塾大学・北里講堂で開催されたそうです。プログラム抄録集である日本移植・再生医療看護学会誌5巻1号の巻頭言(首都大学東京の清水準一氏執筆)を最も興味深く読みました。
 どう興味深いと思ったか?先に書いてしまうと、他の方が書きにくいと思いますので、今日は原文の紹介だけにします。


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巻頭言 清水 準一

 日本移植・再生医療看護学会が平成17年に日本移植・再生医療看護研究会として誕生し、今年、第5回学術集会が添田英津子学術集会長のもと、慶應義塾大学病院で開催される。
 添田学術集会長は、日本の臓器移植コーディネーターの草分け的な存在であるが、その臓器移植については、この夏に臓器移植法の改正という大きな話題があった。国内において小児からの臓器提供による移植が実施される可能性が出てきたことにより、これまで渡航移植を余儀なくされてきた待機患児とそのご家族の経済面を含めた大きな負担の回避と生存率の向上が期待される。その一方で、小児の脳死判定に対する疑念や、虐待による脳死患児からの提供の問題、「脳死は人の死」といった死の定義などが、しばしば議論に上がってきたことも記憶に残る。
 国民やマスコミが私たちに向けるまなざしからは、医療職が「神の如く」患者の予後や背景を見透かし、決して誤りのない医療が提供されることを期待しているかのような印象を持ち、率直なところ違和感があった。また日ごろ私たちが接している臓器移植・再生医療が社会を揺るがす存在であることも改めて自覚することとなった。
 法改正に伴う新たな形での臓器提供が行われるにあたり、さしあたっては臓器提供施設での医療の質やご家族・ご遺族へのケアの充実が問われることになり、移植施設の体制整備も必要となるであろう。
 ただ今回の一連の動きを眺めてみると、日ごろから臓器移植が広く理解され、反対意見や疑念も含めた形で幅広く議論される日本流の移植文化を育み、定着させてゆかないとならないだろう。
 6年目を迎える本学会の次なる課題なのかもしれない。
 

昏睡または脳死での出産のニュース

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月11日(日)16時51分29秒
  http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/germany/?1255245560

ドイツで昏睡状態の女性が健康な赤ちゃん出産

 [ミュンヘン 9日 ロイター] ドイツで妊娠13週目に昏睡状態に陥った40歳の女性が、その22週間後に健康な赤ちゃんを出産していたことが分かった。バイエルン放送協会が9日に伝えた。(ロイター)

◇脳死女性の出産例も
・ 英国人女性、脳死診断の2日後に女児出産 - ロイター(1月14日)
・ 脳死女性、78日後に出産 - イタリアに好奇心(2006年6月15日)


[記事全文]

ドイツで昏睡状態の女性が健康な赤ちゃん出産
10月11日13時45分配信 ロイター

 [ミュンヘン 9日 ロイター] ドイツで妊娠13週目に昏睡状態に陥った40歳の女性が、その22週間後に健康な赤ちゃんを出産していたことが分かった。バイエルン放送協会が9日に伝えた。
 それによると、女性は妊娠初期に心臓発作を起こし、昏睡状態に陥っていた。同国南部エアランゲンの大学病院は、植物状態の妊婦が健康な子どもを生んだ初めての例だとしている。赤ちゃんは現在1歳半になっているという。
 病院からのコメントは今のところ得られておらず、母親が今も昏睡状態なのかどうか、自然分娩か帝王切開だったかなどは明らかになっていない。
 ほかのドイツ国内メディアによると、14日に関係者の記者会見が予定されている。


ロイター
http://jp.reuters.com/
英国人女性、脳死診断の2日後に女児出産
2009年 01月 14日 10:41 JST

[ロンドン 13日 ロイター] 英国人女性が脳死と診断されてから2日後に、未熟児ながらも健康な女児を出産したと、地元メディアが13日報じた。
 女性は、元アイススケート選手のジェーン・ソリマンさん(41)。自宅で転倒して脳出血を起こし、そのまま回復しなかった。

 当地のオックスフォードにあるジョン・ラドクリフ病院の医師団が今月9日、当時妊娠25週目だったジェーンさんに対し、帝王切開による出産を執刀。女児の体重は972グラムだった。

 出産後、ジェーンさんに施されていた延命措置は止められた。女児の父親でエジプト出身のマームード・ソリマンさん(29)は、デーリー・メール紙に対し「母親になるのがジェーンの夢だった」と語っている。


イタリアに好奇心
http://senese.cocolog-nifty.com/koukishin/
2006年6月15日 (木)
脳死女性、78日後に出産

ミラノで、脳死状態となってから78日後の女性が出産した(コリエレ・デッラ・セーラ、6月11日)。

出産したのは、クリスティーナという38歳のエステティシャンで、脳の動脈瘤破裂で妊娠17週目で脳死状態となった。
妊娠4ヶ月目で、去る3月24日のことであった。

クリスティーナの妊娠は、脳死から78日間延長された。10日の朝方、母体の血圧低下、胎児の徐脈が見られたため、帝王切開が決定され、クリスティーナ・ニコレが生まれた。

赤ん坊の体重は713グラムで、新生児集中治療室に入った。

出産の後、法で定められた時間が経過したあと、臓器は移植された。両親が臓器提供に同意していた。

脳死女性からの出産は、世界で11例目とのこと。
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2006年の記事で、
>脳死女性からの出産は、世界で11例目とのこと。

そして、2009年1月の記事で、
>英国人女性が脳死と診断されてから2日後に、未熟児ながらも健康な女児を出産したと、地元メディアが13日報じた。

ということは、少なくとも、日本の国会で臓器移植法改正を審議するまでに、
脳死と診断されてからこどもを生んだ女の人が12人いたわけですから、
そのことを国会で取り上げて、脳死を死とするのかしないのか、
審議するべきでした。

そのときに、それらの脳死診断は正確な脳死診断ではないと、
A案提出議員たちや、あの石井みどり議員が言うのかどうか、
是非、見たかったものですよ。

ちなみに、私は、脳死を死としないで、なおかつ、臓器移植を認めることを、
2000年頃からずっと主張しており、この考え方は、違法性阻却論として、
そもそも1997年の臓器移植法制定前の脳死臨調の頃から少数派意見として
存在しているものです。
 

生体肝移植ドナーについてのニュース

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月10日(土)19時53分20秒
  肝臓提供の親は心身疲労…家族会を結成
10月10日15時48分配信 読売新聞
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 国立成育医療センター(東京都世田谷区)が病気の子供に肝臓の一部を提供した両親らにアンケートしたところ、約半数が心身の疲労感に悩まされていることがわかった。

 同センターは、子供の患者(18歳未満)に対する年間の生体肝移植件数が最も多い施設。調査は2005年11月から今年6月までの臓器提供者を対象に行われ、79人から回答があった。

 提供後の気になる症状を挙げてもらうと(複数回答)、「疲れやすい」が46%、「傷の痛み、ひきつれ」が39%、「感覚のまひ、しびれ」が13%だった。健康への不安は40%が感じていた。

 日本は、生体肝移植が世界で最も多く行われ、年間約500件に上る。脳死移植が普及せず、健康な両親らが体にメスを入れざるをえないためだ。移植が成功しても提供者に影響が出ることがあり、移植外科の笠原群生(むれお)医長は「長期的に提供者を支える仕組みが必要」と話す。

          ◇

 こうした生体肝移植後の悩みを打ち明け、支え合おうと、同センターで移植手術を受けた親たちが家族会を結成し、活動を始めた。

 会代表の東京の池田あかねさん(38)は2007年10月に、一人娘のこころちゃん(2)に肝臓の一部を提供した。こころちゃんは重い肝臓病の胆道閉鎖症を持って生まれ、「余命1か月半」と告知されたが、移植を受けて元気になった。

 しかし、池田さんには、自分の傷の痛みに加え、娘がおなかの傷が原因でいじめに遭わないだろうかという不安もある。

 移植を受けた何人もの家族と出会う中で、「心身の成長が遅いのは移植のせい?」「病気の子ばかり気にかけ、その兄がチックになった」など、多くの親が悩みを抱えていることも知った。池田さんは「小さな命を救うために懸命な医師らは多忙で、相談しにくい時もある。家族会は医師と家族の橋渡し役となり、移植を検討している人にも情報を発信したい」と話している。
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初投稿なのですが

 投稿者:てる  投稿日:2009年10月 9日(金)22時36分59秒
  1997年の臓器移植法ができる前について教えていただけませんか?  

改正臓器移植法の施行に向けての審議

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年10月 6日(火)22時31分41秒
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091001-00000008-cbn-soci

「親族への優先提供」で専門的議論を開始―改正臓器移植法
10月1日21時38分配信 医療介護CBニュース

厚生労働省は「臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班」の初会合を開いた(10月1日、経済産業省内)

 来年1月に迫っている改正臓器移植法の「親族への優先提供」規定の施行に向け、厚生労働省は10月1日、「臓器提供に係る意思表示・小児からの臓器提供等に関する作業班」(班長=新美育文・明大法学部教授)の初会合を開いた。同作業班では、親族への優先提供規定について法律など専門的な観点から議論を進め、検討したガイドライン案などを厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会に報告する。

 初会合では事務局が、「親族への優先提供」の意思表示について、▽表示方法▽表示内容▽親族の範囲▽親族の確認方法―の4点を検討課題として提示。このうち、表示方法について、現行制度では「臓器提供意思表示カード(ドナーカード)」や、免許証や保険証に張る「臓器提供意思表示シール」、インターネットを活用した「臓器提供意思登録システム」があることを説明した。
 その後の意見交換では、東北大大学院法学研究科教授の水野紀子班員が、「(優先提供の意思を)ドナーカードに記載するだけでは、何枚もドナーカードが出てくる可能性がある」と述べ、ドナー本人の意思をめぐって家族間で紛争が発生する可能性があることを指摘。その上で、親族への優先提供をする場合は、意思表示が本人のものかどうかを確認するための登録システムを活用することなどで、紛争がなくなると主張した。これに対し、上智大法学研究科教授の町野朔班員は、「親族」を親子と配偶者に限定した場合には大きな問題は起こらないとの認識を示した。また事務局は、改正法に意思表示の様式が規定されていない点を挙げ、「限定的なシステムだけで(提供意思を)よしとするのかどうかは、法律上の趣旨と比べて判断しないといけない」との見解を示した。

 このほか、「親族への優先提供」と「レシピエント選択基準」の関係についても議論が行われた。レシピエント選択基準には、移植の有効性を担保するとともに移植機会の公平性を確保するため、「適合条件」と「優先順位」の項目がある。適合条件に合致することが移植を受ける前提になり、こうしたレシピエントが複数存在する場合には、虚血許容時間(臓器摘出から移植までに許される時間)や医学的緊急度などの条件を勘案して移植の優先順位を決める。
 この日の議論を踏まえ、レシピエントが臓器移植ネットワークに登録しており、ドナーが親族への優先提供の意思を表示していた場合に、レシピエントの優先順位を1位にするという点や、虚血許容時間を「優先順位」ではなく「適合条件」に含めるかどうかという点などについて、今後さらに議論が進められることになった。

 会合は月内に数回開かれる予定で、11月上旬には臓器移植委員会に検討内容を報告する方針。同委員会での審議やパブリックコメントの募集などを経て、年内に「親族への優先提供」規定について省令やガイドラインなどを定める。
 

脳死は死ではない! 死の法に立ち向かう新たな活動への市民討論集会(10月10日)のお知らせ

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年10月 6日(火)00時37分54秒
   2009年7月13日、「改定臓器移植法」が成立しました。臓器移植法の枠内とはいえ「脳死は人の死」として「本人の拒否がなければ家族の承諾で臓器摘出できる」と規定、これによって「0歳からの臓器摘出が可能」とされたのです。

 わたしたちは、これまで《「臓器移植法」改悪に反対する市民ネットワーク》として特に改定A案に反対してきましたが、力及びませんでした。生命より政治日程が優先され、駆け込み成立した今回の改定法は多くの問題点を抱えたまま見切り発車することになりました。

 今後は、新たに《臓器移植法を問い直す市民ネットワーク》を立ち上げ、死の法に立ち向かうべく、以下の3点を目的に活動を開始します。
(1)「脳死」は人の死ではないことを広く訴える
(2)「脳死」からの臓器摘出に反対する
(3)救命を尽くし、臓器移植以外の医療の研究・確立を求めていく

 また、改定「臓器移植法」施行に向けてさまざまな検討や検証を加えていかれるだろう国会議員とも連携を取りつつ、新政権・政府に対しても法の見直しを含む働きかけや要請を行っていきたいと考えています。

 新たな市民ネットワークの立ち上げに際しまして、10月10日に下記のように市民討論集会を行うことにいたしました。多くの皆様のご参加をぜひともお願いする次第です。

「臓器移植法」を問い直す市民ネットワーク  事務局長 川見公子
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■□■脳死は死ではない! ―死の法に立ち向かう―■□■
      新たな活動への市民討論集会のお知らせ
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 あなたも あなたの家族も 名前を知らないあの人も
   みんなたったひとつの命を生きています。
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2009年7月、各界からの反対にもかかわらず、『改定臓器移植法』が成立しました。
これは、「脳死を人の死として、本人の拒否がなければ家族の同意で臓器摘出できる」ことを認める法律です。

しかも、衆議院解散の波に翻弄された拙速な採決で、脳死・臓器移植の本当の姿が理解されずに導かれた結果でした。

本ネットワークは、「脳死を人の死」とする考えに反対します。
わたしたちは、脳死・臓器移植の徹底した検証と法の再検討を目的とし、政治への積極的な働きかけと脳死・臓器移植の本質を広く知らしめる活動を行います。


自由な討論ができる場といたしますので、どなたでも積極的にご参加ください。
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◆日時◆2009年10月10日(土)13時30分〜17時
◆プログラム(予定)◆
・開会 13時30分
・臓器移植法改定の経過と現在の施行に向けた動き
・市民ネットワークの活動について 提案

・市民ネットワークの構成団体・個人のリレートーク
・「臓器移植法」を検証検討する議員からの挨拶
・討論
・閉会 16時50分

◆会場◆文京区民センター2A会議室 文京区本郷4-15-14 tel:03-3814-6731

http://southisland.hp.infoseek.co.jp/maps/bunkyo.html
営団丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩3分 都営三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分 JR総武線 水道橋駅 徒歩13分

◆資料代◆1000円
◆主催◆臓器移植法を問い直す市民ネットワーク

◆連絡先◆日本消費者連盟内(電話)03-5155-4765
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◆現世話人構成団体・個人◆・「脳死」臓器移植に反対する関西市民の会・脳死・臓器移植に反対する市民会議・医療を考える会・全国交通事故遺族の会・人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会)・宗教法人大本・日本消費者連盟・中村暁美・日本脳性マヒ者協会全国青い芝の会・全国肝臓病患者連合会・医師声明運動(オブザーバー参加)・個人参加の学生・主婦・会社員
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◆参加団体からのメッセージ◆

●交通被害は脳死に直結します。待っているんですか?交通事故が増えるのを。他人の死を待つ医療・悲劇を感謝する社会を望みますか?<全国交通事故遺族の会>

●命を選別すること、優生思想に基づくあらゆる法律に対し、障害者の立場から、殺される立場から、断固反対です。<日本脳性マヒ者協会 全国青い芝の会>

●わたしたちは生きています!どんなに障害が重くても、呼吸器をつけていても、命を奪う権利は誰にもありません。<人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会)>

●A案成立。それでも脳死は死ではありません。生命の尊さを訴えます。<宗教法人大本>

●奪わないで!脳死になってからの1年9ヶ月は、生きる姿を変えた娘と家族との、かけがえのない、幸せな時間でした。<中村暁美>

●移植推進国アメリカでは昨年一年間で虐待児からの臓器摘出が109件、6歳未満ドナーの4割を占めているとか。そんな社会にしたくない。<主婦>

●命は平等!<脳死の子とともに生きた家族から:小学生の兄>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※なお、今回新たに活動を開始した「臓器移植法を問い直す市民ネットワーク」では、合わせて賛同して下さる団体・個人のみなさまを募集しています。

賛同費は個人賛同金 年間一口2000円 団体賛同金 年間一口3000円です。

賛同いただける方は、口座振込用紙に以下の口座番号、加入者名、口数を書き入れ、振込みください。(口座開設の手続き上、振込は10月7日以降にお願いいたします。)

◆郵便振替口座◆・口座番号:00110−6−466422・加入者名:臓器移植法を問い直す市民ネットワーク
注)この市民ネットワークは当面3年間を目途に活動します。賛同費は市民集会やシンポジウム、院内集会等の開催実費費用(会場費・講師交通費・資料やリーフレット作成費)とお知らせなどの送料に当てさせていただきます。
 

今月10月は、臓器移植普及推進月間です

 投稿者:どとうとしや  投稿日:2009年10月 5日(月)20時46分15秒
  今月10月は、臓器移植普及推進月間です。
「脳死の人に刺激を与えても、一切反応はありません」というデマパンフも、臓器提供意思表示カード
と一緒に配ったり、その他いろいろ啓発活動をしているみたいであります。
さすがに、「臓器移植普及推進月間」は中止にはなりませんでした。逆に、脳死移植反対派は、手をこ
まねいて見ざるを得ないのか、すごく残念に思います。
脳死移植反対派の仲間のみなさん、臓器移植普及推進月間のこと、頭に入れてくだされば、すごく幸い
であります。
 

9/24の日本テレビ

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年 9月30日(水)18時47分12秒
  9月24日の朝の日本テレビの番組で、USAで臓器移植手術を受けたんだけど、
その後、拒絶反応があって、亡くなった男の子の話を、放送していたそうです。

幾つものブログに、感想を書いている人がいます。

生まれてから9年間、口からものを食べたことがなかった、
亡くなるときに、気管に挿入されている呼吸器を払いのけて、
「ありがとう」と言った、
ということに、涙している方が多いです。

私も、きっと、見ていたら、泣いたと思います。

『夢はハンバーガーを食べること』
http://blog.livedoor.jp/k0e0n0j0i0/archives/986314.html
ありがとう といって最期を迎えたい。
http://blogs.yahoo.co.jp/aquarius_407258/21413449.html
当たり前の幸せ…
http://blogs.yahoo.co.jp/lovesisaylove/34186841.html
 

中国において異様な死刑執行が増えている可能性(臓器移植成績の向上から)

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年 9月28日(月)22時59分33秒
   中国通信社は8月25日http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=34656
に、中国新聞社の報道として「中国における2003年から今年5月までの6年間に死亡した一般市民からの臓器提供はわずか130例」という中華医学会器官移植学会副主任委員の陳忠華(チェン・ジョンホア)教授のコメントを掲載しています。

 8月26日http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=34782
には、シンガポール華字紙・聯合早報の報道として、中国衛生部の黄潔夫(ホアン・ジエフー)副部長が「臓器移植手術全体の65%で死刑囚からの臓器が使われている」と発言したことを伝えました。

 そして9月26日http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=35701
に中国新聞網の報道として、中国の臓器移植数は世界2位の大きさであること、臓器移植患者の生存率が向上していることを伝えています。生存年数の大幅アップについて、華中科技大学同済医学院臓器移植研究所の陳実(チェン・シー)教授は「中国の移植技術が先進国レベルに追いついたから・・・医師の技術向上と免疫抑制剤の使用で拒絶反応を最小限に食い止めることができるようになったためだ」と説明しそうです。



 以下は私の見解

1、移植成績の向上要因は、医師の技術向上と免疫抑制剤だけが影響するのか?臓器摘出時の条件も影響する。
 確かに、移植技術が先進国レベルに追いつくことによる移植患者の生存率向上はあるでしょう。しかし、中国における臓器の最大の供給源は死刑囚であり、死刑執行方法の変化が影響している可能性があります。
 わが国における「死体」腎移植の成績向上の要因として、免疫抑制剤の進歩や外科手術技術の向上も確かにあるものの、当初の「心停止後の臓器摘出」から「心停止前からカテーテルを挿入する」などへの変化により、臓器の虚血時間=温阻血時間(おんそけつじかん)を数十分台から数分台にまで短縮した効果もあります。これと類似のことが中国でも進行してきたのであろうと想像します。


2、死刑囚ドナー依存率は65%か、95%か?
 中国衛生部の黄潔夫副部長は「臓器移植手術全体の65%で死刑囚からの臓器が使われていると認めた」そうですが、本当は65%「以上」ではないのか?
 というのは日中医学誌が2007年5月に「中国における臓器移植の現状」を特集し、(p9)「移植の実施状況は、中国衛生部による公式発表はない」・・・、雑誌「財経」の記事として「移植に利用する臓器のうち95%以上が死体由来で、そのほとんどが死刑囚由来のものである。・・・臓器移植全体に占める生体臓器移植は約2%とされる(2003年)」と書かれているからです。
 生体間移植数など他のデータが不明ですが、6年間に一般市民の「死体」ドナーが130例と僅少なことも、臓器供給源に占める死刑囚ドナーの大きさを想像させます。


3、「最悪のシナリオ」を採用した死刑が増加している可能性
 死刑囚からの臓器摘出にあたり、昔、報道された銃殺刑後に心停止を確認してからでは、臓器を摘出するまでの虚血時間が1時間以上を要すると想像されるため、移植患者の生存率を引き下げる要因になるでしょう。心臓はまず、移植用には使えない。
 移植患者の生存率が向上してきた以上、旧来の「銃殺刑後に心停止確認後に臓器摘出」ではなくて、「臓器摘出そのものを死刑とする現代版・腹裂き刑」、あるいは粟屋氏が日中医学2007年5月号に書いたように「脳死と注射殺の組み合わせ」の拡大が懸念されます。
 粟屋氏も最悪のシナリオとして生きている間に臓器を摘出される可能性を指摘しています。

以上
 

ついでに追加

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年 9月26日(土)10時10分26秒
  やはり、すぎけん先生の掲示板からの転載です。

2422 ついでに報告 「難病と在宅ケア」に拙著掲載
2009/9/26(土)09:48 - スギケン
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「難病と在宅ケア」という雑誌があります。http://www.jpci.jp
たしか10月号だと思います(校正は終わっています)。
A案可決を受けて、急遽掲載依頼がきました。在宅で医療、医療的ケアを受けながら生きている
ひとたちの視点で、今回の法案可決をどう思うか?という依頼主旨でした。
  「脳死は死でいいのか: 小児神経専門医、ドナー・ファミリーの視点から」
というタイトルで書いています。内容はこれまで僕が主張し続けてきたことをまとめています。
発売されましたら、是非ご一読をお願いします。
またご批判をお願いします。
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日本小児科学会雑誌最新号(9月)を!

 投稿者:てるてる  投稿日:2009年 9月26日(土)10時07分49秒
  すぎけん先生の掲示板からの転載です。

2421 日本小児科学会横田会長「特別寄稿」について
2009/9/26(土)09:33 - スギケン
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日本小児科学会雑誌最新号(9月)の表紙裏の最初のページ外の綴じ込み寄稿が掲載されていました。
「子どもの脳死臓器移植を巡る日本小児科学会会長として考えたこと〜今後の議論のために〜

A案が国会通過したことをうけての急遽執筆されたものと想像されます。
最近、インフルエンザ対策でメディアに登場している横田会長ですが、8頁にもおよぶ
文章を編集員会ページ外で急遽挟み込むのは会長ないとなしえないことだと認識します。
われわれ同じ学会の倫理委員会として2001年から継続的に会議を開き、フォーラムを開き
討論を積み重ねてきたことが殆ど触れられていません。2008年4月から会長になったあと、
2006年の清野委員長の国会答弁を引用したのみでした。あとは会長個人の持論、時論の展開です。
小児の判定医の問題もよく理解できません。学会内に最大の分科会小児神経学会があり
1000人の専門医を要しています。
 長期脳死の問題にも少し触れられていますが、小生何度もこれまで発言してきましたが、
2000年厚生省小児脳死判定基準と長期脳死を造語してまで発表したこの事実をまずは2009年は
どううけとめるのか。ここを小児科医としては早急に討論を詰めねばなりません。
 虐待の問題も「かわいそうな」ではなくて、子どもの生きる権利としての正面からの
討論を社会的に議論しなくてはなりません。日本文化、地域文化そのものの封建制に挑む姿勢
が必要です。
 WHOなどのツーリズムの解釈への批判は、またもりけんさんがかいてくださるでしょう。
会長の提案のなかで一番同調するのは、小児救急体制の確立です。なぜそれができないのか?
確立したら「脳死」、脳不全、瀕死の子どもは激減するでしょう。カナダ、トロント小児病院の
レポートはそれを如実に示しています。10年前と比較して1/4〜5に脳死状態の小児は激減
しています。救急・救命体制の確立によるものです。
 せまりくる新型インフルエンザのパンデミック対策として、会長が別に語っているように
早期に急性脳症を発見し、(確実な治療法はないが)早期に脳浮腫対策をとれば、障害は軽減
できる可能性があります。小児臓器移植のシステム確立も1年内の課題ですが、インフルエンザ流行
による子どもの脳死状態になってしまう前に、後遺障害を軽減するための方策を緊急にとうろんしてほしい
ものです。
 「臓器移植法A案にさいごまで抵抗?してきた倫理委員会」にもそれなりの理屈があります。
立法府で可決されたからといって、その論拠が否定される訳ではありません。
行政として今後長妻昭大臣らがどのようなところから始めるかを注視していきたいと思います。

是非、ご一読ください。日本小児科学会雑誌9月号表紙裏の番外とじこみです
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誤報

 投稿者:森岡正博  投稿日:2009年 9月23日(水)23時07分51秒
  もりけんさん、ありがとうございます。脳死だったというのは誤報でしょうね。しかしなぜこのような誤報をAFPが流すのだろう。記者が脳死と植物状態の区別を知らなかったということ?

あと中央日報の記事でも、「回復不可能な植物状態」という診断はありえないはず。遷延性植物状態はあり得ても、回復不可能なら脳死のはず。このあたりに混乱の原因があるのか。
 

韓国の尊厳死未遂事件についての過去の報道から

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年 9月23日(水)10時13分52秒
   韓国の尊厳死未遂事件について、過去の報道を見直しました。
 2008年11月28日の地裁判決を報道した中央日報http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=108002&servcode=400§code=400は「植物状態」と報道し、同日のAFP通信
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2543712/3566411は「脳死」と報道しています。
 高裁判決後の病院側の上告方針を伝えた韓国新聞の2009年2月24日の記事http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2009/0224/10054016.htmlで延世大学医療院の朴昌一(パク・チャンイル)院長は「患者は人工呼吸器で機械呼吸を維持している状態だが、痛みに反応を示し血圧なども安定しており、栄養供給もスムーズに行われているなど、生命を維持できる状態」だと述べた。

 患者の病状は、複数の報道を見比べると、脳死なのか、人工呼吸器が必要な遷延性意識障害であったのか判らない。AFP通信のみ脳死と報道する傾向があるのか?



意識不明の人工呼吸器装着患者から、人工呼吸器を除去しても生存確率を高める方法

 2008年2月から人工呼吸器を装着して、2009年6月に人工呼吸器を外す。約16か月間の人工呼吸の間に、患者の呼吸筋は萎縮していたでしょう?
 それでも人工呼吸器を外した後に自発呼吸で生存できる状態であったことは、全身の状態は良好に管理されていた。死を与える薬物の投与はなく、人工呼吸器からの離脱も時間をかけて行われたと見込まれる。
 病院側は、人工呼吸器を外せとの最高裁判決に嫌々従った。患者が生存できそうな管理を一定期間行った後に人工呼吸器を外したのでしょう。

 臓器提供時の違法性・非倫理性が疑われるドナー管理http://www6.plala.or.jp/brainx/donor_management.htm と同様に、終末期医療も相当に医療関係者の人為が入り得るようです。

以上
 

韓国のケース

 投稿者:森岡正博  投稿日:2009年 9月22日(火)18時49分1秒
  この韓国のケースは、日本でも重く受け止めないといけないのでは。韓国の脳死判定基準は日本のものとよく似てるのではなかったでしたっけ。よく米国の判定は粗雑だと言いますが、韓国はどうだったのか?  

誤植訂正「1%」ではなく「0.1%」

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年 9月22日(火)12時14分43秒
   下記の文末に「英国の脳死例では1%という推測もあります」と書きましたが、「英国の脳死例では0.1%という推測もあります」に訂正します。  

韓国初・脳死尊厳死判決の女性、自発呼吸=非脳死で3カ月間近く生存中

 投稿者:もりけん  投稿日:2009年 9月22日(火)12時12分19秒
  韓国初・尊厳死判決の女性、自発呼吸で存命
2009年09月21日 19:22 発信地:ソウル/韓国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2644553/4640045


【9月21日 AFP】韓国初の「尊厳死」を認める判決に従い6月、75歳の脳死状態の女性から生命維持装置が外されたが、約3か月が経過した21日現在も、この女性が自発呼吸で生存していることを、入院先である首都ソウル(Seoul)のセブランス病院(Severance Hospital)が明らかにした。

 女性の生命維持装置が外されたのは6月23日。病院側は当初、装置を外せば女性がすぐに亡くなることを予期していたといい「われわれも驚いている」と発表した。

 この女性は肺検査を受けている間に昏睡(こんすい)状態に陥り、2008年2月に脳死を宣告された。それから3か月後に、女性が尊厳をもって死を迎えられるよう家族が延命治療の中止を求め、裁判所に申し立てを行った。

 裁判所は同年12月、女性には回復の見込みがないとして家族側の申し立てを認めたものの、病院側が最高裁に控訴した。しかし、最高裁は下級審を支持し5月、病院側に延命装置を外すよう命じた。(c)AFP

・・・・・・・・・・
 以下は引用者

 自発呼吸で生存していることは、脳死宣告が誤っていたことを示す。脳死宣告にもとづく「回復の見込みなし」の判断、裁判所の判決にも遡って?が付くのではないか。

 死を予期して生命維持を停止しても、欧米でも数%の確率で生存している。http://www6.plala.or.jp/brainx/respirator.htm 英国の脳死例では1%という推測もあります。
 

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